1975年の大阪駅周辺の3D (Landscape Time Machineで見る)
このアプリからは、日本のいくつかの都市・地域のさまざまな時代の街並み、景色の3Dデータを見ることができます。これらの3Dデータは、国土地理院が地図・空中写真閲覧サービスで公開している空中写真データからフォトグラメトリ(SfM-MVS)を使って作成しており、ArcGIS Online上に公開しているものです。
3Dデータは、国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスで公開されている、400dpiの空中写真を用いて作成しています。このアプリ自体は、ArcGIS Maps SDK for JavaScriptと、Calcite Design Systemを使用して作成しています。また、PLATEAUの3Dモデルについては、国土交通省がProject PLATEAUで公開するデータのうち、Esriジャパンがシーンレイヤーとして公開しているものを表示しています。
こちらからアクセスできます。 Landscape Time Machine
このアプリの説明が表示されています。「閉じる」ボタンか、ESCキーで閉じることができます。
画面に表示する、3Dデータの期間を指定するためのスライダーです。Cの操作パネルで「期間の絞り込み」がオンのときに有効になります。スライダー上の赤い目盛は、現在表示している地域内で、3Dデータがある年次を示しています。青い目盛は、スライダーの期間の範囲外の3Dデータがある年次を示します。3Dマップ内でも、赤い範囲枠が赤い目盛の3Dデータの範囲を、青い範囲枠が青い目盛の3Dデータの範囲をそれぞれ示しています。
赤・青の範囲枠の表示/非表示の切り替えと、期間の絞り込みスライダーの有効/無効の切り替えボタンがあり、現在表示している地域内で、スライダーの期間中の3Dデータの一覧も表示されます。3Dデータの一覧のチェックボックスをオフにすると、3Dマップ上でその3Dデータが非表示になります。また、リスト上の3Dデータの名前(地域・年次)をクリックすると、3Dデータの範囲にズームし、3Dデータの詳細を示したポップアップが表示されます。また、Esriジャパンが公開している、PLATEAUの3Dモデルを表示することもできます(一部地域のみ)。
3Dマップの表示範囲を拡大(ズームイン)します。マウスのホイールでも操作できます。
3Dマップの表示範囲を縮小(ズームアウト)します。マウスのホイールでも操作できます。
3Dマップの操作モードを画面移動主体に変更します。ここで切り替えることで、マウスの左右のドラッグ時の動きも変わります。初期表示ではこちらのモードです。
3Dマップの操作モードを回転主体に変更します。ここで切り替えることで、マウスの左右のドラッグ時の動きも変わります。
北向きになるように向きをリセットします。
3Dマップ上で、高さや距離を計測するためのツールを表示します。
現在の表示範囲、表示期間を示すURLを表示します。ここで表示されたURLを使用すると、特定の景色を初期表示させることができます(範囲枠の表示/非表示、操作パネルでの3Dデータの表示/非表示は反映されません)。
このアプリについての説明画面を表示します。
パソコンであれば、ツールを使い分けるよりも、マウスで操作するほうが操作しやすいです。ホイールで拡大/縮小ができます。「画面移動」の操作モードの場合、マウスで左ドラッグをすると、表示範囲を移動できます。右ドラッグをすると、視点の向きや方向を変えることができます。「回転」の操作モードの場合、ドラッグの左右が反転します。
期間の絞り込みスライダーで期間を変えていけば、複数の時点の3Dデータを表示することができますが、切り替えはあまりスムーズではありません。ワンタッチで切り替えできるようにするには、操作パネルのチェックボックスのオン/オフを使うとよいでしょう。そのためには、期間の絞り込みスライダーで、表示したいすべての年次が含まれるように範囲を広げます。そのうえで、操作パネルのチェックボックスのオン/オフを切り替えれば、複数時点を切り替えながら景色の変化を観察することができます。
一部の3Dデータには、同じ年次であるものの、別の月日に撮影された空中写真から作成した複数の3Dデータがあることがあります(2025年3月時点では、能登半島地震に関連して作成した3Dデータのみです)。その場合、期間の絞り込みスライダーで絞り込んでも、複数の3Dデータが重なってしまい、見づらくなります。1の使い方を参考に、操作パネルのチェックボックスのオン/オフで切り替えることで、どちらか一方の3Dデータを表示することができます。なお、これらの3Dデータの詳細情報については、ポップアップや、そこに表示されているレイヤー名をクリックして表示されるページを確認してください。
操作パネルのリストをクリックして表示されるポップアップには、3Dデータの詳細が表示されます。このなかに含まれるレイヤー名の情報を使うことで、ArcGIS ProやArcGIS Onlineのシーンで当該レイヤーを読み込むことができます。
これらの3Dデータの精度はそれほど高くはありません。タワー状の建物などは表示されていない場合がありますし、実際の形状とは大きく異なることがあります。また、グラウンドやソーラーパネル、水面など、フォトグラメトリという手法の限界から、本来の形状と大きく異なってしまっているものもあります。その時点で実際に見えた景色かどうかはわかりません。ご利用の際はご注意ください。
桐村 喬(京都産業大学) X(Twitter)
1995年の神戸市長田区御蔵通周辺 (Landscape Time Machineで見る)
1977年の那覇市 (Landscape Time Machineで見る)
1977年の横浜市 (Landscape Time Machineで見る)
1930年ごろの日比谷公園 (Landscape Time Machineで見る)
1982年の津市 (Landscape Time Machineで見る)
2021年の高松市 (Landscape Time Machineで見る)